本と生きる

本好きがおススメの本をダラダラと紹介するよくあるブログ

アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書

おはようございます!

アドちゃんです!

本日ご紹介する本は、、、

アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」です!

著者:アンドリュー・O・スミス、桜田直美訳

 

 

 

 

あなたはお金の勉強を学校でしたことがありますか?

日本においては学校教育で「お金」の授業がほとんどありません。

 

一方、アメリカでは高校生の授業で「お金」の基本を学びます。

 

■内容

▼お金の計画

お金の計画とは、「自分がお金を使って何をしたいか」ということだ。

自分のキャリアのだいたいの方向性を決めて、それに沿った決断を下す。キャリアに関する学びは働くかぎり続けていく必要がある。

 

▼貯金と予算

貯金とは「お金を使わないこと」。今日お金を使わないということは、明日お金を使う能力が手に入るということ。

 

▼お金の問題

お金の問題は、借金が多すぎること。

お金の問題が起きる原因の一つは支出が収入を上回ること。他には予想外の出費なども含まれる。

 

▼投資

投資を長期で考えることが大切なのは「複利効果」があるからである。リスクを抑えるには分散投資が有効。

投資に関する詐欺を見分けるには、「リターンが高すぎること」「運用成績が安定しすぎていること」に注意する。

 

 

■書評

本書はビジネス書の中でもロングセラーに分類される、「THE お金の教科書」です。

 

私も以前から書店に並べられているのを見て気にはなっていましたが、中々購入までに至らず、「やっと読めた」というのが正直なところです。

 

お金の計画から、貯金、投資、予算、税金、お金の問題、貧困、著作権など、お金に関する様々な問題を本書では網羅しています。

これをアメリカ人は高校生の間に学ぶのかと思うと、大人になってお金のリテラシーの差が日本人より優れていてもおかしくないなと感じました。

 

まだまだ日本人は「お金」に対するマイナスのイメージが多いのが現状です。

 

その考え方を見つめなおすきっかけとして、本書が一助になれば幸いです。

 

 

アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書

 

 

以上です。

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

 

最強脳

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おはようございます!

アドちゃんです!

本日ご紹介する本は、、、

「最強脳」です!

著者:アンデシュ・ハンセン

訳:久山葉子

 

 

 

 

「きみの脳は変えられる」

これは本書の帯の文言です。

 

前作の「スマホ脳」が大変話題を呼ぶ中、発売された「最強脳」前作に勝るとも劣らない、脳に関する真実に迫った本書は、ぜひ子どもから大人まですべての人に読んでいただきたい1冊です。

 

■内容

▼幸福

脳の幸福物質であるドーパミンスマホ、ドラッグなどで分泌。

運動はスマホよりドーパミンが分泌する。それには週90分の脈拍の上がる運動が必要。

 

▼ストレス耐性

運動をすると、平常時のストレスホルモンのコルチゾールがどんどん下がり、ストレスに強くなる。

 

前頭葉前頭葉皮質

運動によって一番強化されるのは前頭葉前頭葉皮質であり、不安やストレスを和らげ、衝動にブレーキをかけてくれる

 

▼記憶力が良くなる

価値のある記憶は海馬から長期記憶へと移動される。運動は海馬の働きを助け記憶力が良くなる。

 

 

■感想

あなたは普段から運動をしていますか?

 

本書のタイトルは「最強脳」ですが、その内容はズバリ「運動が脳に及ぼす影響」に関することです。

 

特に子供の頃などは、あえて運動をするなどということを意識することは無いと思いますが、20歳を過ぎたあたりから運動をする機会が減り、また昨今のコロナ禍も相まって、ますます運動をする機会が減っているように感じます。

 

本書によると、運動にはストレス耐性の強化や認知機能の改善、記憶力の強化等、さまざまな身体への影響があると書かれています。

 

これまでもたくさんの「運動」に関する本というのは出版されていますが、「子供にもわかりやすい」という点で、本書はおススメです。

章ごとで内容がしっかりと分かりやすくまとまっており、専門用語などは最小限に抑えられている印象でした。

 

 

ぜひ本書を読んで、あなたも「最強脳」を手に入れてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

最強脳―『スマホ脳』ハンセン先生の特別授業―(新潮新書)

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

以上です。

 

アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉

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こんにちは!

アドちゃんです!

本日ご紹介する本は、、、

「アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉」!

著者:小倉 広

 

 

 

 

「アルフレッド・アドラー」という名を聞いたことはありますか?

 

近年では「嫌われる勇気」で一躍その名が有名になった、オーストリア出身の心理学者です。

 

そんな彼の考えが詰まった言葉を100個紹介し、その意味を解説している本書は、近代心理学の金字塔と言っても過言でない1冊です!

 

■内容

①「優越コンプレックス」について

変わったことや失敗は全て優越コンプレックスにつながる。何も努力もしないと優れた人になれず、強い劣等感が永遠に続く。

 

②「劣等コンプレックス」について

劣等コンプレックスとは、失敗や傷心を恐れ、言い訳をして課題への取り組みを避けること。

 

③「勇気」について

勇気とは「自分には能力があり、価値がある」と思える感覚。自分が好きで得意なことで社会の役に立つ ⇒ 勇気を持続させる秘訣

 

④「共同体感覚」について

共同体感覚の種は誰もが持っており、共同体感覚があれば人生は成功し、無ければ失敗する。

 

⑤「自己変革」ついて

幼年時代の誤りを見つけ、己を知ることが変わることの1歩である。

 

 

■感想

私が本書を読もうと思ったきっかけは、「100の言葉」とタイトルにある通り、1ページごとが非常に読みやすく構成されているというところです!

 

また、本書は全部で8章から構成されているのですが、そのすべての始まりの部分でアドラーの写真と実際にあったエピソードが書かれており、アドラーが話している光景が想像しやすく読むたびに次の章はどんなエピソードなんだろうと気になって、すぐ読むことができました。

 

ルフレッド・アドラーに関する著書はたくさん出版されていますが、その中でも中級編くらいの本であると感じました。

その理由としては、しっかりアドラーの個人心理学の核となる部分が語られていること、章ごとがしっかりとまとまっており、読みやすいことです。

 

ぜひ本書を読んで、あなた自身が変わるきっかけになれば幸いですし、他のアドラーの著書も読んでいただければと思います。

 

 

アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

以上です。

 

「本当の自分」がわかる心理学

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おはようございます!

アドちゃんです!

本日ご紹介する本は、、、

「『本当の自分』がわかる心理学」です!

著者:シュテファニー・シュタール

訳:繁田 香織

 

 

 

 

 

 

「本当の自分」をあなたはご存じですか?

 

あなたの思考は何に影響を受けているのでしょうか?

 

 

■内容

1、子ども時代の経験

「内なる子ども」→子ども時代に刷り込まれた事柄に影響を受けた人格部分。

現在の経験や行動の8~9割を操っている!

 

2、「3種類の自分」

人の心の中には、

①「陽気な内なる子ども」=(日向子)

②「傷ついている内なる子ども」=(影子)

③「大人の自分」

の3種類が存在する。

 

 

3、影子を知る

思考や行動パターンを変えるには自分の影子を知り、ネガティブな刷り込みを知ること。

「大人の自分」から「影子」を引き離すことが重要であり、影子の目線から感じて行動している自分に毎回気づくことが大事!

 

 

4、「本当の自分」が心地よくなるための黄金戦略

自分が現実をどう”解釈”しているのかを把握することが大事!

”ママとパパの世界”ではなく、あたなはもう自由であなたを支配する力を持っている人はどこにもいない。

 

 

■感想

本書は、4年連続でドイツのノンフィクション部門売上1位を記録し、世界で150万部を突破した「世界が絶賛した人間理解の必読書」です。

 

幼少期の時代の経験が現在の自分の思考に与える影響に関しては、心理学の世界でもさまざまな本が出版されていますが、本書のように実際にその存在を言語化して、解決までのアプローチまで書かれている本は少ないように思います。

 

私も実際に本書で紹介されている改善方法を実践し、自分の「影子」に関して知ることができ、自分のネガティブな行動影響を減らすことができました。

 

あなたにも少なからず、「日向子」「影子」「大人の自分」が存在するはずです。詳しくはぜひ本書を読んで、「本当の自分」を知るきっかけにしていただければ幸いです。

 

 

「本当の自分」がわかる心理学~すべての悩みを解決する鍵は自分の中にある

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

以上です。

 

東大読書

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おはようございます!

アドちゃんです!

本日ご紹介する本は、、、

「東大読書」です!

著者:西岡 壱誠

 

 

 

 

 

私の好きな言葉で「『努力は報われる』というのは嘘である。正確には『正しい量と正しい方法でなされた努力は報われる』である」という言葉があります。

 

 

本書では、本を読むにあたって、正しい読書量と正しい読書法を知るとこができます。

 

 

 

■内容

①東大読書の5つのステップ

1、仮説作り

・カバーの帯の文言やタイトル・著者のプロフィールから得られる情報から本のヒントを得る。

・本を読む目的やその目的を本の中でどのように実現するか、自分の現状を付箋に書き、本を読みながら何度も見返す。

 

2、取材読み

・「読者」ではなく、「記者」になる。

・一度読んだ本を読み、疑問を見つけ自分で調べる。

 

3、整理読み

・それぞれの章と全体のまとめをノートに書く。

・それを元に次の章の内容を予測し、答え合わせをする。

 

4、検証読み

・関連のある2冊を読むことで、受け身の読書と意見の偏りを防げる。

・その2冊の意見が交錯するポイントを見つける。

 

5、議論読み

・本の感想を書くなどしてアウトプットする。

・これまでの仮説作りや検証読みで得たポイントから本の意見が正しいのか自分なりの結論を出す。

 

②「読むべき本」の探し方

・今売れている本を読む

・信頼できる人のおススメを読む

・古典を読む

・「今年のテーマ」を決めて読む

 

■感想

本書は執筆当時に現役東大生だった方が書かれており、この読書方法に行きついたエピソードなども冒頭に紹介されています。「東大」というブランドだけにとても興味の引く内容でした。

 

「読書法」関連の本は世の中にさまざま出ており、私もこのブログにて紹介させていただいたことがありますが、本書が他の本と違うところは、その方法論だけでなく本の構成もシンプルであるというところです。

 

ほとんどの読書法の本は本の構成がたくさんの段階に分かれていたり、先の章の部分を冒頭に紹介して、内容がいったり来たりのものも中にはあるので、読みにくい場合があります。

ただし、今回紹介した本は1章で読み方、2章で実際にどんな本を読むかの大きく2章で書かれており、大変読みやすかったのが印象的でした。

 

 

 

 

本書を読んで、少しでもあたなの読書生活が豊かになれば幸いです。

 

 

 

 

 

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

以上です。

 

 

TIME SMART お金と時間の科学

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おはようございます!

アドちゃんです!

本日ご紹介する本は、、、

「TIME SMART お金と時間の科学」です!

著者:アシュリー・ウィランズ

訳:柴田裕之

 

 

 

 

 

 

あなたにとって「時間」とは何ですか?

 

 

 

 

本書では、現代社会の「時間」に対する価値観やそれ自体の価値に関して言及し、「TIME POOR」から「TIME SMART」になる方法を紹介しています。

 

■内容

▼TIME POOR

~「時間」と「お金」~

・共通点があるが、その関係はトレードオフ

・多くの人がお金ばかりに目を向け、ストレスと不幸と孤独感が蔓延している。

TIME POOR

 

〈6つのタイムトラップ〉

①テクノロジーとの絶え間ない接続

②働くこととお金を稼ぐことへの執着

③時間の価値の過小評価

④多忙のステータスシンボル化

⑤手持ち無沙汰の嫌悪

⑥「イエス、、、しまった!」の誤算

 

▼プロタイム

プロアクティブ・タイム(事前対処時間)=「プロタイム」

⇒重要だけれど緊急ではない仕事(あるいは余暇)のために確保する時間

⇒毎日スケジュールに書き込む!

 

~余暇~

・現代の時間の欠乏の原因 ⇒ 仕事のデジタル化

・「世界幸福度報告」で上位10位に入るスウェーデンイェーテボリ市議会は労働時間を8→6時間に減らし、幸福度が上がり、ストレスが減り、生産性が上がり、病気休暇が減った。

 

 

 

■感想

本書の帯を考えました!

「デジタル化に負けない時間術」

 

 

本書では人は大きく6つのタイムトラップ(時間の罠)にはまっていると書かれており、その中でも個人的には「『イエス、、、しまった!』の誤算」をよくしてしまっています。

例えば、仕事場で上司から「今日この仕事しといてくれる?」と頼まれたときに、それに対して疑問も持たず、ただ「はい!かしこまりました!」と言って仕事を受けてしまったことがありませんか?

一見「何が間違いなの?」と思われるかもしれませんが、果たしてその仕事は今すぐ取り掛かるべき仕事なのでしょうか?さらに言うと、そこで「本日はこの仕事があるので明日以降になりますがよろしいですか?」や「引き受けることができません。」とハッキリと断ることができなかったのでしょうか?

何も考えず人から言われたことをやっているとあなたの「時間」はその人のための時間だけになってしまいます。

それは仕事でもプライベートでも同じです。

できないことができないと言える勇気を持つことが「時間」を確保するための重要な行動の一つであると感じます。

 

 

ぜひ本書を読んで、あなただけのかけがえのない「時間」の使い方を改めて見直すいいきっかけになれば幸いです!

 

 

TIME SMART(タイム・スマート)―お金と時間の科学

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

以上です。

平気で他人をいじめる大人たち

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おはようございます!

アドちゃんです!

本日ご紹介する本は、、、

「平気で他人をいじめる大人たち」です!

著者:見波 利幸

 

 

 

あなたは「いじめ」を受けたことがありますか?

 

 

「いじめ・嫌がらせ」は年々増加しており、そんないじめを繰り返している人の特徴と自分が加害者にならないための方法を本書では紹介しています。

 

 

■内容

▼いじめの実態

「いじめ・嫌がらせ」の件数は年々増加!

 ↳2018年度は8万件以上、10年前の2倍以上。

 

~加害者の特徴~

・いじめを繰り返している

・「自分は正しいことをしている」と思い込んでいる

 

 

 

▼3つのタイプ

【いじめをする人のタイプ】

①感情型

好き嫌いで人を判断する。相手が自分のことを好きか嫌いかに対しても敏感。

②自己愛型

好みや恨みの感情を持ち、ナルシズムの傾向が強い。自分が優位に立ちたい。

③他者利用型

他人を使えるかどうかで判断し、他人は利用するものであるという信条で生きている。

 

 

▼傾聴

「傾聴」、、、誰かがその人の気持ちを感じ取る→人が変わるために必要なこと。

〈傾聴のプロセス〉

相手の話を全力で聴く→(相手が)自己開示→他者受容

 

自分を優先して他者に対して思いを馳せられない

いじめの原因

 

 

 

■感想

本書では、いじめをする側には大きく3タイプに分かれると言っています。

その中でも「自分が優位に立ちたい」という自己愛型の人が社会では多いように思います。

他人の言動や発言、組織の中での評価が気に入らない相手に対して、その人をグループから外すように仕向けたり、そっけなくしてみたりというシンプルですが、そういった方が相対的に多いように感じます。

 

内容の最後に紹介している「傾聴」というキーワードは、自分が加害者にならないために必要なスキルです。

いじめられている人は自分の気持ちを分かってくれる人がいないことが非常につらいことの一つです。

 

ある宗教では、「10人いればその内1人はあなたのことが嫌いで、2人はあなたのことが好きであり、残りの7人はどちらでもない。」という教えがあります。

自分がいじめられ、人に嫌われていると感じても、実は周りはそんなにあなたのことを見ていないのです。

そして、周りにはあなたのことを好意的に思っている方が必ず一定数います。

 

人の悩みのほとんどは人間関係の悩みです。

世の中には残念ながらあなたを批判する人も必ずいます。だからこそ大人になってもいじめや誹謗中傷からは逃れられません。

 

しかし、そのことをまず認識していれば、それを避け、あなたの味方となってくれる人を大切にいきてゆけばより良い人生に近づくと思います。

 

 

ぜひ本書を読んで、いじめをする人にならないよう、そしていじめられている人を守れるような方になっていただけたらと思います。

 

 

平気で他人をいじめる大人たち (PHP新書)

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

 

以上です。