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なぜ心は病むのか

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おはようございます!

アドちゃんです!

 

本日ご紹介する本は、、、

「なぜ心は病むのか」です。

著者:アルフレッド・アドラー

訳:長谷川早苗

 

 

 

 

あなたは精神がなぜ病むのかご存じでしょうか?

 

その原因の一つにはアドラーの言う、「可能性の中に生きている自分」がいるのかもしれません。

 

 

・内容

「もし、不安でなかったら、もし病気でなかったら、自分が一番のはずなのに」

      ↓

可能性、、、神経症の要因の一つ。

 

・逃げたいという思い = 敗北が怖い

 

・強迫思考、気分の変調、疲れ、不眠、心臓痛、頭痛を引き起こすのは、劣等感を隠すのが大変で緊張している。

 ⇒遺伝による欠陥で弱りやすい器官が影響を受ける

 

・すべての人は「優越」を目標にする!

 

・夢は比喩で表現することで問題の解決策に向かう道を切り開こうとしている。

   ↓

 一種の逃避

⇒個人の目標が現実と合致すれば夢は見ない

 

 

 

・感想

私はかつて、可能性の中に生きていました。というより、可能性の中に生きている自分に気づきませんでした。

「体が健康であればもっと認められる存在になれる」という可能性に生き、よく体調を崩していました。病院で検査をしても何も異常が見られないのに、急に高熱を出すということを繰り返していました。

それにより、自分が世界で一番不幸だと思い、「可哀そうな自分」という「優越」に浸っていたのです。

 

今でも完全に完治したわけではありませんが、本書のおかげでそんな自分がいるということに気づきことができ、自分との向き合い方を考えた結果、改善されつつあります。

本書を読んで、私は生きるヒントを得ることができたのです。

 

 

あなたは可能性の中に生きていると思う瞬間はありませんか?

 

あなたはあなたです。

そのままでいいのです。

 

人間が「優越」を目指す、人より良くありたいと願うのは人間の本能です。

もし、少しでも心を病んでいるのであれば、まず自分のそういった気持ちに気づき、認めてあげてください。

 

 

本書では実際の神経症精神障害と思われる患者さんの例を元に、心理学者であるアドラーがどのような考え方で、その方たちとどのように向かい合ったかが書かれています。

 

 

ぜひ本書を読んで、普段は触れない自らの心の「優越」に注意を向けてみてください。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

以上です。