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平気で他人をいじめる大人たち

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おはようございます!

アドちゃんです!

本日ご紹介する本は、、、

「平気で他人をいじめる大人たち」です!

著者:見波 利幸

 

 

 

あなたは「いじめ」を受けたことがありますか?

 

 

「いじめ・嫌がらせ」は年々増加しており、そんないじめを繰り返している人の特徴と自分が加害者にならないための方法を本書では紹介しています。

 

 

■内容

▼いじめの実態

「いじめ・嫌がらせ」の件数は年々増加!

 ↳2018年度は8万件以上、10年前の2倍以上。

 

~加害者の特徴~

・いじめを繰り返している

・「自分は正しいことをしている」と思い込んでいる

 

 

 

▼3つのタイプ

【いじめをする人のタイプ】

①感情型

好き嫌いで人を判断する。相手が自分のことを好きか嫌いかに対しても敏感。

②自己愛型

好みや恨みの感情を持ち、ナルシズムの傾向が強い。自分が優位に立ちたい。

③他者利用型

他人を使えるかどうかで判断し、他人は利用するものであるという信条で生きている。

 

 

▼傾聴

「傾聴」、、、誰かがその人の気持ちを感じ取る→人が変わるために必要なこと。

〈傾聴のプロセス〉

相手の話を全力で聴く→(相手が)自己開示→他者受容

 

自分を優先して他者に対して思いを馳せられない

いじめの原因

 

 

 

■感想

本書では、いじめをする側には大きく3タイプに分かれると言っています。

その中でも「自分が優位に立ちたい」という自己愛型の人が社会では多いように思います。

他人の言動や発言、組織の中での評価が気に入らない相手に対して、その人をグループから外すように仕向けたり、そっけなくしてみたりというシンプルですが、そういった方が相対的に多いように感じます。

 

内容の最後に紹介している「傾聴」というキーワードは、自分が加害者にならないために必要なスキルです。

いじめられている人は自分の気持ちを分かってくれる人がいないことが非常につらいことの一つです。

 

ある宗教では、「10人いればその内1人はあなたのことが嫌いで、2人はあなたのことが好きであり、残りの7人はどちらでもない。」という教えがあります。

自分がいじめられ、人に嫌われていると感じても、実は周りはそんなにあなたのことを見ていないのです。

そして、周りにはあなたのことを好意的に思っている方が必ず一定数います。

 

人の悩みのほとんどは人間関係の悩みです。

世の中には残念ながらあなたを批判する人も必ずいます。だからこそ大人になってもいじめや誹謗中傷からは逃れられません。

 

しかし、そのことをまず認識していれば、それを避け、あなたの味方となってくれる人を大切にいきてゆけばより良い人生に近づくと思います。

 

 

ぜひ本書を読んで、いじめをする人にならないよう、そしていじめられている人を守れるような方になっていただけたらと思います。

 

 

平気で他人をいじめる大人たち (PHP新書)

 

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

 

以上です。